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こいけやからのお知らせ

【秋冬ネギ】台風で慌てないために。夏までに行う倒伏させない3つの原則

2020/08/07

こんにちは!
ねぎ栽培オンラインサポーターの石原です。

梅雨明けと同時にカンカン照りの日が続いていますね。
皆さん、体調を崩されたりしていないでしょうか。


さて、台風到来シーズンが近づいておりますので台風対策の記事を・・・と思っていたのですが、
台風前後の対策については、これまでも色々ご紹介しておりました。
そこで今回は遅いご案内となってしまいましたが

『そもそも台風で秋冬ネギが倒されないようにするには』

というテーマでお話をしようと思います。

ちなみにここで言う秋冬ネギとは、11~2月に収穫するネギのことを指しています。


台風前後の対策についてはコチラにまとまっていますので、ご活用ください。

では、さっそくまいりましょう!

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【夏までに行う】秋冬ネギを倒伏させない3つの原則
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【原則1】肥大させすぎない
8月までは、土を寄せた位置から60cm以上の長さにしないよう注意が必要です。

身体が大きければ、それだけ風のあおりを受けます。
また、夏は養水分の吸収が鈍化するので、大きいほど身体の維持が大変になり病害リスクが高まります。
夏を越すまで、大きすぎる身体はあまり良いことがないので、草丈は60cm程度に抑えておくのがベストです。


【原則2】長さに見合った太りにする
細くひょろひょろしたネギも風で倒れやすいです。
ずんぐりむっくりなガッチリとした体型を目指します。

長さとは根から首元まで(葉が出る分岐点のところ)のことですので、測る時は抜いてみてください。
理想的な長さと太さの比率は『20:1以上』です。

例えば・・・
長さが20cmなら太さは1cm以上
長さ15cmなら太さは0.75cm以上がベストということになります。


【原則3】適期土寄せする
土寄せせずに地際から長く伸び上がってしまっている状態も、風で倒れやすくなる一因です。
ネギの成長に合わせて土寄せして支えましょう。

高温期の8月はなるべく土を動かしたくないので、7月中までに、襟下5cmくらいの高さまで土寄せしておきます。
気温が30度を超えてくるとネギの生育は止まる(とてもゆっくりになる)ので、8月中に伸びすぎるということは少ないです。

この時の注意点は、襟に土をかけないこと。
勢いよく土寄せしているとやってしまいがちですが、襟に土が当たるとそこから土壌中の雑菌(軟腐病など)が侵入します。
腐って消えてしまう原因になりかねないので、ネギから指2本分(3~4cm)空けた所に泥を落とすように意識してみましょう。


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ネギを理想的な体型にするには
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8月までの大きさを、長さ60cm以内、太さ1.2cm以上にするにはどうしたら・・・?と思った方も多いと思いますので、ポイントを2つお伝えします。


【ポイント1】元肥は窒素控えめに
有機リッチのような、原料が有機物由来のぼかし肥料がおすすめです。

【ポイント2】ミネラル(微量要素)中心の施肥
ソフトシリカマインマグC、チョイスワンなどがおすすめです。


8月時点で草丈60cm以内を目指そうと思うと、最初から窒素を効かせてどんどん成長させることは避ける必要があります。


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夏越しまではミネラル中心で身体作り
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窒素は人の食べ物に例えると、白米や揚げ物のような物です。
すぐに身体が大きくなりますが、多すぎると、軟弱に育って倒れやすくなりますし、病害虫にも弱くなります。


対してミネラルは野菜のようなもので、身体は大きくなりませんが、免疫力を高めたり、身体全体の調子を整え、エネルギーの代謝を高めたりします。

色々言いましたが、つまりはミネラルが充分に取れていると丈夫になるということです。

夏を越すまでは、丈夫に育つよう施肥管理をしてあげることで、台風だけでなく病害虫の被害の軽減も期待できます。
台風の倒伏対策は夏越し対策でもあるわけです。


なんだか、理想的な体型とか施肥管理とか言っていると、ライザップを連想しますね(笑)
ぜひガッチリマッチョなネギを目指して、食事(施肥)管理をしてあげてください。

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